将来のお金が不安なのに、何から始めればいいかわからない。そんな風に感じていませんか?
私はライフプランという言葉すら、正直よく知りませんでした。そんな私がお金の勉強をして、ライフプランを作ることが大切だと気づきました。
そこで最初にやったのが、1年間の収入と支出を書き出すことでした。
この記事では、年間収支の書き出し方と、実際にやってみてわかったことをお伝えします。
この記事でわかること
- 年間収支とは何か、なぜライフプランの入口になるのか
- 収入・支出をどう書き出せばいいか(費目ごとに解説)
- 実際にやってみてわかったこと
ライフプランを作る前に、まず必要なもの
ライフプランを作ろうとすると、「教育費はいくら必要か」「家はどう買うか」「老後の備えは?」と、考えることがいくつも出てきます。でも、今の家計がわからないまま考えても、答えは出てきません。
ゴールを決めるためには、今の現在地を知る必要がある。
まず必要なのは、今の家計を知ること。家計簿をつけて「1年間でいくら入ってきて、いくら出ていくか」を知ることが、ライフプランの本当の出発点でした。
年間収支表とは?
年間収支表とは、1年間の収入・支出・貯蓄額をまとめた表のことです。
毎月の家計簿とは少し違います。
家計簿は「今月いくら使ったか」を記録するもの。年間収支表は、「1年トータルで見たとき、いくら入ってきて、いくら出ていったか」をざっくり把握するためのものです。
私が参考にしたのは、FP協会が公開している「家計の収支確認表」です。無料でダウンロードできて、項目がわかりやすく整理されていたので、最初の一歩に使いやすかったです。
月単位では気づきにくかったことが、年単位で見ると見えてきます。
年間の収入を書き出してみた

まずは収入から書き出しました。
給与(手取り年収)
収入の柱は給与です。
ここで書き出すのは、手取り額です。額面(総支給額)ではなく、実際に口座に振り込まれる金額を使います。額面で計算すると実態より多く見えてしまうので注意が必要です。
月々の手取りを12倍にするだけで、おおよその年収は出ます。ボーナスがある場合は別途加算します。
共働きの場合は、夫婦それぞれの手取りをまとめて「世帯年収(手取り)」として書き出すとわかりやすいです。
児童手当
子どもがいる家庭は、児童手当も収入に含めます。
意外と忘れがちですが、年間を通じて受け取る大切な収入です。
その他の収入
家庭によって、以下のような収入がある場合もあります。
- パート・アルバイト収入
- 副業収入
- ポイントの現金化
年間を通じて受け取ることがわかっているものは、まとめて書き出しておきます。
年間の支出を書き出してみた
次は支出です。
ここが一番時間がかかりましたが、支出を書き出すことで家計の全体像が見えてきました。

数字を集める方法は、銀行の明細やカードの利用履歴を見るのが基本です。家計管理アプリ(私はマネーフォワード MEを使っています)と口座を連携していると、過去1年分の支出が自動で集計されるので、かなり便利でした。
基本生活費
食費・日用品・水道光熱費・通信費・医療費など、毎月かかる費用をまとめます。
1年分の明細があれば合計するのが一番正確です。データが揃っていない場合は、月々の平均額を12倍にして計算してもかまいません。
住居関連費
家賃または住宅ローンの支払いです。
マンションの場合は管理費・修繕積立金も毎月かかります。持ち家の場合は固定資産税(年1回)も含めます。
車両費
車を持っている場合は、ガソリン代・駐車場代・自動車保険・車検費用などをまとめます。
車検は2年に1回なので、「年間でいくらかかっているか」に換算しておくと全体像がつかみやすいです。
教育費
保育料・学用品・習い事・塾など、子どもにかかる費用をまとめます。
月々の習い事代だけでなく、入学時や年度始めに一括でかかる費用も年間に分散させて計算します。
教育費の貯め方については、こちらで詳しく解説しています。
子どもの教育費、どう貯める?無理なく続くシンプルな考え方と始め方
保険料
生命保険・医療保険・学資保険など、加入しているものすべての保険料を書き出します。
月払いのものが多いですが、年払いにしているものも忘れずに含めます。NHK受信料や火災保険など、年に1回まとめて引き落とされる支出は特に見落としやすいです。銀行の明細を1年分さかのぼって確認してみてください。
私は支出を書き出したとき、保険料の総額に正直驚きました。月々で見ると「まあそんなものか」と感じていましたが、年間で合計するとかなりの金額でした。月々の引き落としに慣れすぎて、感覚が鈍くなっていたのだと思います。
その他の支出
旅行・帰省・冠婚葬祭・家電の買い替えなど、毎月ではないけれど年に数回かかる費用です。これらは「特別費」とも呼ばれます。その年に実際にかかった分を書き出しましょう。
将来の買い替えに備えるお金は、目的別の口座やつみたて投資で“貯めておく”もの。使ったお金ではないので、ここには入れません。
特別費の積立方法はこちらで詳しく解説しています。
特別費とは?|急な出費に困らないシンプルな積立方法
年間でいくら貯められるかがわかった
収入と支出が出たら、引き算するだけです。
収入 − 支出 = 年間の貯蓄額(または赤字額)
この数字が、ライフプランの出発点になります。
黒字であれば、その額が1年間で貯蓄できる金額です。
赤字であれば、どの支出を見直せば変わるかを検討するきっかけになります。
支出の見直し方はこちらが参考になります。
節約しても貯まらない人へ|頑張る節約をやめて固定費を見直したらラクになった話
どちらの結果であっても、「知った」こと自体がスタートです。
貯金を仕組みにする方法は、こちらも参考にしてみてください。
貯金が続かない人へ|意志に頼らない先取り貯金のシンプルな始め方
実際にやってみてわかったこと
書き出してみて、まず気づいたのが学費の大きさでした。
毎月の支払いは把握していたつもりでした。でも年間で合計すると、支出全体のかなりの割合を占めていました。子どもの人数が増えるほど、この比重は大きくなっていきます。
食費も同じで、外食や食材費を月単位で見ていたときは「まあこんなものか」と思っていましたが、年間にすると思ったより多い金額になっていました。
数字を見て「多いな」と感じること自体が大切だと思っています。気づかないまま過ごすより、把握してから考える方が、次の行動につながるからです。
もっと早く作っておけば、ずっと早く動き出せたと思います。現在地を知ることで、次に何をすべきかが見えてきます。
年間収支がわかったら、次のステップへ
年間収支がわかったら、次は「今どのくらいの資産があるか」を整理するステップになります。
貯金・保険・積立投資の残高など、今持っているものを一覧にしてみます。これは「バランスシート」と呼ばれる考え方で、ライフプランを作るうえで欠かせない視点です。
その作り方は、こちらの記事で詳しく紹介しています。
今ある資産を書き出して家計の現在地を確認する方法はこちら。
今いくら持ってる?|家計のバランスシートを作ったら現在地が見えた話
まとめ
この記事では、ライフプランを作るときの最初の一歩として、年間収支を書き出す方法をお伝えしました。
- 年間収支 = 1年間の収入・支出・貯蓄額をまとめたもの
- 収入:給与(手取り)・児童手当・その他
- 支出:基本生活費・住居関連費・車両費・教育費・保険料・その他の支出
書き出してみると、月々では気づかなかった支出のかたまりが見えてきます。
完璧な表でなくてかまいません。まずは昨年1年間の収入と支出を、だいたいの数字で書き出してみてください。
その一歩が、将来のお金の不安を「なんとなく怖い」から「具体的に動けること」に変えてくれると思います。
そして、これを機に家計簿もつけ始めてみてください。ライフプランを立てるための、大切な土台になります。
月々の家計管理のやり方については、こちらも参考にしてみてください。
家計簿が続かない人へ|4つでOK。1か月のお金をシンプルに見える化する方法

