小学生のお小遣い制度を3種類試してわかったこと|子どもがお金を考えるようになった方法

小学生の子どもが財布を開いてお金を眺めて考えているイラスト 子育てとお金

「子どものお小遣い、どうしてますか?」

この問いに自信を持って答えられる親は少ないと思います。
周りに聞いてみても、「うちは定額」「うちはお手伝い制」とバラバラで、正解がわからない。

わが家もずっとそうでした。

それでも試行錯誤を重ねるうちに、少しずつ変化が見えてきました。
ガチャの前で立ち止まるようになったり、高いものは誕生日まで待てるようになったり。
子どもなりにお金と向き合う力が育ってきているようです。

この記事では、わが家が試した3つのお小遣い制度と、そこから見えた子どもの変化をお伝えします。
「何が正解か」ではなく、「どんな試行錯誤があったか」を知っていただくことで、何か参考になれば嬉しいです。

この記事でわかること

  • お手伝い制・定額制・必要なとき渡す制、それぞれの特徴と難しさ
  • 週払い定額制+お小遣い帳にたどり着くまでの試行錯誤
  • 制度を続けるうちに子どもに起きた変化
  • お小遣い制度に「正解」はない理由

わが家のお小遣い制度の変遷

お手伝い制・定額制・都度渡し制の3種類を試した流れを示したイラスト

どんな制度がいいか、迷っている方は多いと思います。わが家もそうでした。

子どもが複数いて、上の子たちが小学生だったころからいくつかの方法を試してきました。

試したのは、以下の3つです。

  • お手伝い制
  • 定額制
  • 必要なときに必要な金額を渡す制

それぞれに良さと難しさがありました。

お手伝い制

上の子が小学生のころ、最初に試したのはお手伝い制でした。

日付とお手伝いの内容を書いた表を用意して、やったら◯をつける方式です。
◯の数に応じて月末に計算してお小遣いを渡す、という仕組みにしました。

良かったこと

「自分でやった」という達成感を持てました。
最初は張り切って取り組んでくれました。

うちには合わなかったこと

続けるうちに、お互いに記録を忘れることが増えていきました。

子どもも親も「あれ、これつけたっけ?」となる日が出てきて、管理が続きませんでした。
仕組みとしては面白いと思いますが、わが家には合わなかったです。

定額制

定額制を試したのは、上の子が小学校高学年になったころです。

友人の家庭がやっていて、良さそうだと思って始めました。
ルールは「年齢×100円」。10歳なら月1,000円という形です。

良かったこと

金額の根拠が説明しやすく、子どもも納得して受け取っていました。

うまくいかなかったこと

上の子は、お小遣いを使わずに貯めようとするタイプでした。

「お小遣いがあるから自分で買って」と言っても、結局「親に買ってもらう」という形になってしまいました。
貯めること自体は悪くないのですが、「自分のお金で買う」という経験が積みにくかったです。

必要なときに必要な金額を渡す制

3つ目は、上の子・下の子の時期に長く続いた方法です。必要なときに必要な金額を申告してもらい、渡す方法です。

文房具の購入や、友達と出かけるときなど、「◯円必要です」と子どもから申告してもらいます。
使ったあとは領収書やレシートを見せてもらい、余った分はお釣りとして戻してもらいました。

良かったこと

親も子どもも、正直なところこれがいちばん楽でした。

子どもは必要なときだけお金を手にするので、無駄遣いが起きにくい。
親はお金の使い道をきちんと把握できる。

この制度はわが家では長く続きました。

感じていたこと

ただ、ずっとこのままでいいのか、という気持ちもありました。

「自分のお金で、自分で判断する」という経験が積みにくいのです。
お金の管理を親がほぼ握っている状態でもあったので、いずれ変えようとは思っていました。


今の制度|週払いの定額制+お小遣い帳

子どもが机でお小遣い帳に収支を記録しているイラスト

上の子・下の子はいまは大学生になり、お小遣いではなく生活費を渡しています。

今お小遣い制度を続けているのは末の子だけです。
その末の子と試行錯誤してたどり着いたのが、週払いの定額制です。

金額は「年齢÷2×100円」を週ごとに渡しています。

一見多く感じるかもしれません。でも、このお小遣いで賄う範囲が広いのです。

  • 学校で使うノートや筆記用具
  • 絵の具や上履きなどの学用品
  • 友達と出かけるときのお金
  • 映画などの娯楽費

いわゆる「子ども関係の細かい出費」は、ほぼすべてここから出します。

お小遣い帳で収支を確認する

もう一つのルールが、お小遣い帳をつけることです。

お小遣いを渡す前に、前の週の収支が合っているか確認します。
合っていればお小遣いを渡す。合わなければ一緒に思い出す、という流れです。

自分がいくら持っているかを把握できるようになります。使いすぎたら、次に欲しいものがすぐには手に入らないと気づく。それが自然と「考えて使う」につながっています。

正直なところ

ただ、わが家はズボラなので、もらうのを忘れることもあります。

私から「今日はお小遣いの日だよ」と声をかけることもありますが、しない週もあります。
1週間を過ぎたらその週の分はなし、というルールにしています。自己責任です。

完璧にはできていないけれど、今のところこの形が続いています。


子どもに起きた3つの変化

コンビニのガチャマシンの前で立ち止まって考えている小学生のイラスト

衝動的な「やりたい」が落ち着いてきた

末の子の話です。

以前は、スーパーやコンビニの前でガチャを見るたびに「やっていい?」と言っていました。

今も「やりたい」という気持ちはあるようです。
でも、すぐに「やって」と言わなくなりました。

ガチャをやらなくなったというより、少し立ち止まって考えるようになった、という感じです。

失敗しながら、少しずつ学んでいる

シールが流行ったとき、末の子も「欲しい」と言いました。

「本当に必要か」「今持っているお金のうち、どれくらい使っていいと思うか」という話を少しだけしました。

それでも結果、3〜4千円ほど使いました。
しばらくは友達とシール交換をして楽しんでいましたが、今は棚に置いてあります。

私から見れば「無駄遣いだったかな」と思います。
たぶん、これからもこういうことはあるでしょう。

でも一方で、こんな言葉も聞くようになりました。

「これは高いから、誕生日かクリスマスにお願いしようかな」

大きな買い物は待つ、という感覚が少しずつ育ってきているようです。

失敗もするし、成長も見える。
私自身も若いころは使えるだけ使っていた時期がありますし(笑)、完璧を求めなくていいと思っています。

大学生になった上の子が言ってくれたこと

先日、大学生になった上の子にお小遣い制度のことを聞いてみました。

「ちゃんと貯めるようになったから、役に立ったと思う」という言葉が返ってきました。

子どもたちのお小遣い制度にずっと正解がわからないまま付き合ってきましたが、
試行錯誤しながら続けてきてよかったな、と思った瞬間でした。


お小遣い制度に正解はないと思う

ここまで書いてきて、正直に申し上げると、「この方法が正解」とは言えません。

子どもの性格によっても、家庭の考え方によっても、合う方法は違います。

わが家の場合は「週払いの定額制+お小遣い帳」がフィットしましたが、お手伝い制の方が合う家庭もあるはずです。

大切なのは、どの制度を選ぶかより、「お金について子どもが考える機会をつくること」だと思っています。

「うちは定額制」という結論より、「なぜそうしているのか」を子どもに話せると、それ自体がお金の教育になります。

「お金は有限で、使い方を選ばなくてはいけないもの」という感覚を、体験を通じて伝えること。
それが、子どもの頃のお小遣い制度に期待できる、いちばんの価値だと感じています。


これから始める方へ

「お小遣い制度を始めたいけど、どうすればいいか迷っている」という方に、一つだけお伝えします。

難しく考えなくて大丈夫です。

この記事で紹介した方法のなかで、「これならできそう」と思ったものをまず試してみてください。

うまくいかなかったら変えればいい。
わが家も、試行錯誤してようやく今の形に落ち着きました。

子どもの性格も、家庭のやり方も、それぞれ違います。
正解を探すより、自分の家に合うものを探すつもりで始めてみてください。


まとめ

わが家がお小遣い制度の試行錯誤から学んだことをまとめます。

  • お手伝い制・定額制・都度渡し制、それぞれに良さと難しさがある
  • 週払いの定額制+お小遣い帳で、子どもに選択と失敗の経験ができた
  • 大切なのは制度の正解より、「お金について考える機会をつくること」

お小遣いの目的は、お金を渡すことではありません。

お金について考える機会をつくることだと、今は思っています。

まずは気になる方法を一つ、試してみてください。
うまくいかなければ変えればいい。子どもの変化に、きっと気づく日がきます。


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