夫婦でNISAを始めるメリット|わが家が2口座で資産形成している理由

夫婦でNISAを始めたイメージ 投資・お金の知識

夫婦でNISAを始めようと思ったとき、「2人でどう進めればいいんだろう」と感じる方は多いようです。

わが家は、新NISAをきっかけに積立投資を始めました。夫婦それぞれの口座で積み立てながら、家庭全体の資産形成を進めています。

この記事では、夫婦でそれぞれNISA口座を持つメリットと、わが家のシンプルな運用スタイルをお伝えします。

この記事でわかること

  • 夫婦でそれぞれNISA口座を持つ4つのメリット
  • わが家が2口座で資産形成しているシンプルな理由
  • 夫婦でNISAを始めるシンプルな手順

夫婦でNISAを持つメリット

メリット① 非課税枠をそれぞれ使える

新NISA(少額投資非課税制度)の非課税枠は、1人あたり年間360万円・生涯1,800万円です。

夫婦それぞれが口座を持つと、非課税の枠を2倍活用できます。

さらに、クレジットカードで積立投資をする「クレカ積立」を利用している場合、ポイント還元の対象枠も2人分になります。私は三井住友カードゴールド(NL)でSBI証券のクレカ積立をしていますが、夫の口座でも同様に設定しているので、毎月ポイントが2人分貯まります。貯まったポイントはそのまま投資に回せるので、地味ながら効いています。なお、積立に使うカードは口座と同じ名義のものを使う必要があります。夫の口座に妻のカードは使えないので注意してください。

ただし、これはあくまで上限の話です。積み立てる金額は、何のためにいくら必要かという目的によって変わります。

ひとつ大切なことをお伝えすると、投資は元本保証ではありません。値上がりすることもあれば、値下がりすることもあります。近いうちに使う予定のないお金で始めることが前提です。

新NISAの仕組みについては、新NISAってなに?|しくみといくらから始められるかをやさしく解説 でわかりやすくまとめています。

メリット② 目的別に使い分けることができる

夫婦で2口座あると、それぞれに役割を持たせることができます。

たとえば「夫の口座は老後資金、妻の口座は教育費」のように、目的ごとに分けて管理する方法です。何のためのお金かが明確になるので、取り崩すタイミングも判断しやすくなります。

わが家は2人とも老後資金としてシンプルに積み立てていますが、こうした使い分けも選択肢の一つです。家族の状況や目的に合わせて自由に設計できるのが、2口座を持つ強みだと思います。

メリット③ 万が一のリスクに備えられる

NISAの資産は、それぞれの名義で管理されます。

万が一パートナーが亡くなったとき、自分名義の資産はそのまま守られるため、家計全体の安心感にもつながります。

お互いの口座状況を把握しておくことも、夫婦で資産を守るうえで大切な習慣のひとつです。

メリット④ 夫婦で一緒にお金の知識が育つ

片方だけが投資を管理していると、もう一方は「よくわからないから任せる」になりがちです。

2人がそれぞれ口座を持つと、自然と両方が当事者になります。ニュースで株価の話題が出たとき、「今日は下がってるね」と話せますし、暴落のときも「長期投資だからこういう時期もある」と2人で確認し合えます。

1人で抱え込むより、隣に同じ経験をしているパートナーがいる方が、長く続けやすいと実感しています。


夫婦でNISAについて話し合うイメージ

わが家のNISA事情

ここからが、この記事で一番お伝えしたいところです。

老後資金のためにコツコツ積立中

私がNISAを始めたのは2024年、新NISAが始まったタイミングでした。

夫婦ともにSBI証券で口座を開き、インデックスファンド(市場全体に分散投資する投資信託)の積立をスタートしました。

老後のことを意識したのが一番の理由です。「年金だけでは足りないかもしれない」という話は以前から耳にしていましたが、アラフィフになって、ようやくリアルに感じるようになりました。

気づいたときが、一番早いタイミングだと今は思っています。

末の子の教育費も頭にある

うちの末の子はまだ小学生です。

上の2人はすでに大学生になりましたが、末の子の教育費はまだこれからかかります。だから積立のお金は、15年以上先に使う予定のないお金に限定しています。

教育費は別で積み立てているので、NISAは純粋に老後のための資産形成という位置づけです。使い道を分けることで、不安なく続けられています。

わが家の運用スタイル

うちは夫があまり投資に関心がないので、積立設定を決めているのは主に私です。ただ、何を買うか・金額をどうするかは夫にも相談しながら決めています。

私はオルカン(全世界株式インデックスファンド)、夫はS&P500(米国株インデックスファンド)で始めました。最近は地政学的なリスク(国際情勢が投資に影響するリスク)が気になり、夫の口座の新規積立をオルカンに変更しました。S&P500はそのまま保有しています。

夫婦によってスタイルはそれぞれだと思います。2人とも勉強して一緒に決める家庭もあれば、うちのように片方が主導しながら相談して決める家庭もある。どちらでも構いませんが、一つだけ気をつけたいのは、相手が何も知らない状態にしないことです。

任せる側も基本的な仕組みは知っておく。それがギャンブルではなく、資産形成になる境目だと思っています。世帯全体でお金を育てるなら、夫婦が同じ方向を向いていることが一番の土台です。


夫婦でNISAを持つことのまとめ(比較表)

比較項目1口座のみ(片方だけ)夫婦2口座(わが家スタイル)
非課税投資枠1人分(生涯1,800万円まで)2倍(生涯3,600万円まで)有効活用できる
クレカ積立1人分のポイント還元夫婦2人分それぞれポイントが貯まる
資金の管理複数の目的が混ざりやすい「老後」「教育費」など目的別に分けやすい
夫婦の意識口座のない方は当事者意識を持ちにくい2人が当事者になり、お金の知識が育つ

夫婦でNISAを始めるシンプルな手順

手順① 2つの証券口座を開く

夫婦それぞれが証券口座を開きます。NISAは1人1口座のため、同じ証券会社でもそれぞれ別々に申し込みが必要です。オンラインで手続きでき、思ったよりスムーズでした。

口座の開き方は、新NISAの始め方|初心者でも迷わないシンプルな3ステップ で詳しく解説しています。

手順② 積立設定をする

口座が開いたら、ファンドと金額を決めて積立設定をするだけです。最初は無理のない金額からで十分です。

金額の決め方は、積立投資はいくらから?|初心者でも無理なく続く金額の決め方 を参考にしてみてください。


積立設定が完了してほっとしているイメージ

始める前に知っておきたい注意点

その前に、生活防衛資金と家計の把握を

NISAを始める前に、まず確認しておきたいことが2つあります。

一つは生活防衛資金(急な出費や収入減に備える現金)を手元に持っておくこと。もう一つは、毎月の収支をざっくりでも把握しておくことです。

私はNISAを始めるとき、生活防衛資金という概念をよく知りませんでした。結果的に問題はなかったのですが、これはたまたま貯金があったからであって、同じようにうまくいくとは限りません。生活防衛資金は、投資を始める前にきちんと確保しておくことをおすすめします。

収入がない場合は入金額に注意

育休中や専業主婦の方が夫の収入からNISA口座に入金する場合、贈与税(もらった財産にかかる税金)に注意が必要です。

年間110万円以内であれば基礎控除の範囲内で問題ないとされています(参考:国税庁|贈与税がかかる場合)。ただし、それを超える金額を配偶者から受け取ると課税対象になる可能性があります。

「気づかずにやってしまった」とならないよう、心配な場合は税理士や金融機関に確認しておくと安心です。

管理の手間は2人分になる

口座が2つになると、ログイン情報や運用状況の確認も2人分必要になります。家計管理アプリで一元管理するか、定期的に夫婦で確認する習慣をつけておくと把握しやすいです。


口座は個人でも、視点は家庭全体で

NISAはそもそも個人の口座です。夫婦で「どう分担するか」を決める必要はありません。それぞれが自分の名義で口座を開いて、積立を設定する。それだけです。

ただ、何のために積み立てるかは、家庭全体で考えたほうがいいと思っています。老後のためなのか、教育費も含めるのか。2人が同じ方向を向いていると、続けやすくなります。


まとめ

この記事では、夫婦でそれぞれNISA口座を持つメリットと、わが家のシンプルな運用スタイルをお伝えしました。

  • 夫婦それぞれの非課税枠(生涯1,800万円×2)を活用できる
  • 万が一のリスクに備え、自分名義の資産を守れる
  • 目的別の使い分けや取り崩しなど、家庭の資産形成に柔軟性が生まれる
  • 2人が当事者になることで、お金の知識が夫婦ともに育つ

まだ片方しかNISA口座を持っていないなら、もう一人分を開くことを検討してみてください。どちらもまだなら、2人一緒に始めてみませんか?


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